ブログBLOG
2025/10/08
大屋根リングを読む
個人的に、関西万博でいちばん興味があるのは、何といっても大屋根リングです。
この大屋根リングは大手ゼネコン3社が手掛けています。
何のためにこんな作り方をしてるのか?
ディテールの違いが明確に出ているのが、この大屋根リングです。
東工区はイノゲート大阪などでお世話になっている大林組様。
西工区は梅田センタービルなどでお世話になっている竹中工務店様。
南工区はJA三重や上田市役所などでお世話になっている清水建設様の施工です。
下の画像、奥側39番の柱と左手前の柱の中抜きに注目してください。
分かりますか?
39番が竹中工務店様、左手前が大林組様です。

竹中工務店さんは竹中大工道具館を持つだけに、中抜きには大工仕事を意識したくさびを使われています。
各ゼネコンさんのカラーが垣間見れて面白いです。
世界最大の木造建築物として、今年3月4日にギネス世界記録に認定されています。
建築物名が大屋根リングというのも面白くないですか?
CLTの3分の2は岡山の銘建工業製です。
取引先様の施工に岡山産のCLT。
僕も何かしたいので、この一部を岡山に持って帰ろうと考えました😅
本当は61番の柱が欲しいんですが、どうなるか。
飾る場所がないから新本社を建てなければなりません。
僕はいつも、この程度の動機で動いています(^^)
そして、大屋根リングの屋根に一部テントが張られています。
繋ぎ目が見えるのが清水建設さんで、大林さん竹中さんは一枚シートで張られています。
首が痛くなるほど上を見て歩いたので、何回もぶつかりそうになりました(笑)
建築の関係者は会期が終わっても見に行くべきです。
解体される前に。入れないか・・
とにかく万博は本当に素晴らしかったです。
気候もいいし、1ヶ月ぐらい延期したらどうでしょうか?



