お客様インタビューINTERVIEW
古河電気工業株式会社様
「ブラインド以外の環境は何も変わっていないのに、消費電力は明らかに違います」
古河電気工業株式会社様(以下、古河電工) 三重事業所内に、弊社の採光ブラインド アカリナ コントラクト(以下、アカリナC)を採用していただきました。
採用の理由や実際に使用した感想などを、機能製品統括部門 AT・機能樹脂事業部門 AT製造部 設備技術課の坂 信也(さか しんや)様にお伺いしました。
まず古河電工様についてご紹介いたします。
■ 創業者の思い ■
従業員を大切にせよ
お客様を大切にせよ
新技術を大切にせよ
そして、
社会に役立つことをせよ
■ 基本理念 ■
世紀を超えて培ってきた素材力を核として、絶え間ない技術革新により、真に豊かで持続可能な社会の実現に貢献します。
■ 事業内容 ■
「メタル」「ポリマー」「フォトニクス」「高周波」の4つの技術を核として、インフラ(情報通信ソリューション、エネルギーインフラ)、電装エレクトロニクス(自動車部品・電池、電装エレクトロニクス材料)、機能製品の3つの事業セグメントにおいて、多岐にわたる製品を展開。
■ 全社の取組み「環境ビジョン2050」■
環境に配慮した製品・サービスの提供および循環型生産活動を通じ、バリューチェーン全体で持続可能な社会の実現に貢献する。
・脱炭素社会への貢献(温室効果ガスの排出削減)
・水・資源循環社会への貢献(水利用の最小化)
・自然共生社会への貢献(生態系への影響を最小化)
古河電工様では「カラクリ改善※」に取り組まれています。
※ カラクリ改善とは?
カラクリ改善とは、既に現場にある動力を流用したり、電力などの人工エネルギーを極力使わず、重力や自然エネルギー、他動力などを動力源とします。
それにテコ、リンク機構など、からくり機構・基本8機構を組み合わせます。動力源とからくり機構の組み合わせ、手づくりの改善装置を考え製作します。
Q:アカリナCを採用していただいた理由をお聞かせください。
坂様:例えばパレットの移動ですが、90年代は電動でした。しかしモーターを動かすには電力やエアーが必要です。
コンプレッサーを動かすにも電力が必要になります。電力=CO2排出に繋がります。
現在は電力を減らし、テコや重力を活用した機構に置き換えています。カラクリ改善する事で、結果的に働きやすくなりました。
このブラインドの話をいただいて、弊社の取組みや理念に合うと思い、採用に踏み切りました。
Q:アカリナC導入前と導入後で変化はありましたか。
坂様:正直、最初はブラインドでそんなに効果があるのか疑っていました。
社内でデータを取ったところ、昨年同月に対して(2022年1月に対して2023年1月)、電力使用量が35%減りました。
きっかけは夏場の遮熱が目的でしたので、冬場の効果は考えていませんでした。
しかし寒さ本番前の12月から既に効果が現れました。
ブラインド以外の環境は何も変わっていません。むしろコロナ対策で扉を全て開けているくらいです。
なのに消費電力は過去と比較して全然違います。
おそらくブラインドが冷えないので、エアコンの節電に寄与したものと考えます。
夏は暑くて窓に遮熱シートを貼っていましたが、去年の夏アカリナを付けてから不要になりました。
私がやらないといけない事は、事業所内にアカリナを勧める事です(笑)
後日、新たに以下のようなご報告をいただきました。
坂様:事務所内で「帰宅時はブラインドを閉じる」というルールを決めました。ブラインドを巻き上げる、又はスラットを開いた状態で帰宅すると、翌朝の事務所内の温度が下がるためです。
アカリナを閉じて帰宅すると、外気温の影響を受けにくくなるため室内温度があまり下がりません。そのため朝エアコンを立ち上げても負荷が掛からず、消費電力の抑制に寄与していると判断しています。
坂様:写真は午前7時、撮影時はエアコンを稼働させていません。外気温は0℃に近い中、ブラインドは外気温に影響されていません。
外気温の影響を受けず室内温度を保っています。素晴らしい商品ですね。
左:アカリナCを巻き上げた状態
右:アカリナCを閉じた状態
古河電工様から頂いた資料の中で、2022年1月と2023年1月の比較で電力使用量が35%減ったというご報告に、あかりカンパニーの社員一同が驚きました。
さらに「事務所の中が明るくなり、作業がしやすくなりました。ブラインドが折れなくなり、見た目も良くなりました。」との評価をいただきました。
この度、お忙しい中インタビューに応じていただいた坂様並びに好意的にお迎えいただいた古河電工の皆様に、心より感謝いたします。更に後日、報告とサーモ画像をいただきました事に重ねて御礼申し上げます。
写真からも伝わると思いますが、終始優しい口調と穏やかな表情でお話される坂様は、とても素敵な方でした。ありがとうございました。
インタビュアー:あかりカンパニー 南田